「蒴殻《さっかく》」
湯掻いた玉子
泡粒昇る
誰が仕込んだ
硬い星
齧る前から
罅割れ光る
お腹に灯す
時間薬
二〇二六年十月五日 銀月鱗 山猫

本日の詩。
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note.com/shooting_fis...
『コンビニ勇者』
とうとう来たか
この時が…!
こんな事もあろうかと
レベリングは欠かさず
ポイントは全て
運に注ぎ込んだ
軍資金も十分
対象商品を買い
くじを引いた———
なっ、バ...バカな...!
全滅...だ...と...!?
...ふっ、魔王を倒すのは
まだ先、か
何故だか
店員の笑顔が
目に沁みた
人影を踏んで ごめんなさいねと潜り込み 次の宇宙を背泳ぎで進む 星はいつか願いを忘れて 燃えるような恋をする 指先に媚薬 唇に毒 命の果てに辿り着いたら 言葉のような船を編もう それは星間連絡船 あなたの手紙を運びます 洋墨の香りを嗅いだなら 私が滲んだ天の川 流れ落ちても水の底 #詩
さらさらと 髪の香り 君は寄り添いながら しきりに何か話してる 僕は本に夢中で 適当な相づち ページの手前に いたずらっぽい君の瞳 ふわっとくすぐったい 感触 油断してたら奪われた ただ一度の 君からのキス #恋 #詩 #ポエム
「新しい扉」
扉を開けた先には何があるのだろう
黒い世界かも知れない
黄色い世界かも知れない
緑色の世界かも知れない
どんな世界が待っているのか分からない
だから怖い
恐怖は未知からやってくる
でも ワクワクするのも未知だからこそ
扉を開けさえしなければ
今のままでいられる
きっと ずっと変わらない
そして 変われない
扉はいつもそこにあって
開けられるのを待っている
記憶を繋げて そんな Cloud Nine 偽りの宴に 日常を奪われる事を恐れた あの日の指輪 もう光らない 白いドレスは脱ぎ捨てて 燃え尽きそうな キャンドルの群れ 過ぎてきた其々の魂を ありふれさせてしまう 悲しげな虹 大げさに壊した 息苦しくて 空に放した #詩 #ポエム
波音聴こえるように ぎりぎりの深呼吸 白い波の描く嘘に 罠にかかったパパとママ パラソルの下で私は 蟹のために穴を彫り その穴に落とされた ちょきちょき 空に雲が増えて 穴から雨が落ちてきた 流れゆく空 引きずる雲に パパとママが乗っている 私は穴で溺れる #詩 #ポエム
カブトガニのはらわたを割いて 助けを乞う我々の 緑色の血を飲むがいい 信じたい嘘だけを信じて シュバルツェ・ゾンネが 空を暗くする 毒には毒を 針の先のノビチョク あなたのはらわたを割いて 助けを乞うのを見ている 噛み砕かれた烏の残骸 1回目の真実が 暴く空の下で 高潔さは滅ぶだろう #詩
「この地上に生き甲斐あり」
على هذه الأرض ما يستحق الحياة
[*alaa haaDhihi l-'ar_di maa ya-staHiqqu l-Hayaat]
「大地」( أرض )['ar_d]・「それは〜に値する」( يستحق )[ya-staHiqq(u) …]
地上(チジョウ)・生き甲斐(いき・がい)
2308 Mahmoud Gafar #詩
あなたは水に映る月 触れようとすると 形を無くす ただ静かに佇んで 美しく光を返す 私はあなたを独り占めしたくて 器に水を汲み上げた でも あなたは夜明けとともに 消え去った #恋 #詩 #ポエム
呼吸の群れが 蜂のように 執拗に僕を追い回す 悩んだことは 時間に溶けて 放物線の先に 姿を消した やまびこのような 星の光が 鏡写しに僕を真似る その筆跡は明日分かる 開封するための憂鬱を 今は仕舞ったまま 皺苦茶な笑顔を探す やがて眠る #詩 #ポエム