婚活の結末を見てほしいのです。

――え、怖い話、ですか?
白い煙をふっと吐いて、
間の抜けた顔を浮かべるのは、後輩のS。
「え、怪談ってやつですか?
先輩、やべぇ人だったんですか?」
余計なお世話だ。
掌編「ともびき」
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「ここでお待ちください」と残された廊下は、広くて静かだった。扉の向こうのくぐもった声が大きくなるたび、スマートフォンの猫の駒に触れる指が止まる。何もできず、冷たいペットボトルを両手で包んだ。
胎動を、盗む猫。→
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#短編小説 #掌編 #出産 #パパ
「――それがよろし。」
そう云って大店の主人は口元から蝋燭を遠ざけた。
ゆらり揺れる小さな火に照らされ三人の影が揺れる。
「――百まで語れば、瑠璃が差しますさかい。」
掌編「青行燈」
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以前、こちらに上げた作品をノベプラに投稿しました。夏なのにカーディガンを着ている女子高生とやつれた大人が海を見に行くはなし。
――死神
死期の近づいた人の前に現れてその命を刈り取るもの
或いは、冥土の川の渡し守
そんな想像とは随分と違った「死神」に
わたしは魂を刈り取られ、今はこの幽世にいる
これは、わたしがここに至るまでのお話
掌編「死番」
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夜は祝祭の訪れ
蠢くものが踊り、走り、嗤い、声をあげるは誰が為
あの日より、怪異が一つ消えた
今宵蔓延るのは、
あいも変わらず恨みつらみの情念ばかり
百キ夜行物語 短編「御伽騙 序文」
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