ジプシーの女
彼女は他の女たちより情熱的なわけではない、
ジプシーだからというだけで、幸運をもたらすわけではない、
神秘の対、未踏の領域、
昨日は見知らぬ人だったのに、心を掴む。
彼女の艶やかな眼差しは、内に哀しみを秘め、
微笑みは、君にとって彼女のトレードマークだけれど、
一輪の花のおかげで、彼女の心を晴らすこともできる、
それだけで、君は彼女にとっての英雄になる。
そして、彼女の影の中に、幾世紀もが濃く織り込まれ、
彼女に……
ゼラ・プリンス
詩集『ひとりになるとき』より。
詳細:zeraprinc.com
