Grilled Cheese

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@auto-phi.bsky.socialOct 10, 2026, 1:21 PM

2026/10/10
#140字小説

買い物から帰ってきたところで声を掛けられた。この前見かけた老人だった。挨拶をしようとした矢先、老人は私の背後を見つめたまま固まってしまった。こわばった顔には明らかに恐怖が浮かんでいる。後ろを振り返った。通路には誰もいない。誰か居たのかと聞く前に、老人は私に背を向けて去って行った。
@h-ayazuki.bsky.socialOct 10, 2026, 9:51 AM

教科書を手に第一化学室を出ると
初移動教室らしい一年生が集まってきていた。
二年前の春、自分も同じ様に間違えたことがあったっけ。
なんて思い出していると
「すみません!」
角から飛び出してきた子と危うくぶつかりそうになってしまった。
もしかして、君も?
「おっ、と……こちらこそ。気をつけてね」

『まだ知らない後輩』
※改稿再掲

おっ、と……これは?( ˙꒳˙ )

#廿味処 #140字小説
#君に伝えたい好きがある

昨日のこちらの別視点です。
bsky.app/profile/h-ay...

@suwazo.bsky.socialOct 10, 2026, 6:01 AM

#140字小説 奉公先は大きなお屋敷で下男下女が大勢いた。座敷牢があって、中のお嬢様のお世話が私の仕事だった。やがてお嬢様の従姉妹という少女も増えて、お世話相手が二人になった。お嬢様たちは夜中でもよく歌をうたっていた。花を摘んでくると喜んだ。二人の葬儀は身内だけで、同日に行われた。

@ice03g.bsky.socialOct 9, 2026, 8:13 PM

#140字小説

キスがしたい、と思い、伺い書を作成する。先方に提出すると、見積書が届く。見積単価は300LOVE、10回するとして3,000LOVEか。うん、問題ない。即納も問題ないらしい。では、と先方に赴く。ソファで隣に座るとあなたはニコニコと微笑んでいる。抱き着いてキスをする。こちらも笑う。

@sing1.bsky.socialOct 9, 2026, 3:35 PM

「ニーハオ!」声がかかる。私は振り向いたけれど誰もいなかった。風だけだ。また声がかかる。「你打算去哪裡?」日本語では無いようだ。私は迷子だ。どこに行ったら良いんだろう?でも誰も答えてくれない。昔の歌のように答えは風の中にあるんだろうか?#140字小説

@suwazo.bsky.socialOct 9, 2026, 1:56 PM

#140字小説 あの足跡のことを一生忘れないと思う。途中まで靴跡だったのが裸足の足跡になり、靴が逆さまに転がっていて、更に進むと服が放り捨てられており、さっきまで人の足跡だったのが少しずつ形を変えて四つ足の獣のものとなって、そしてまっすぐ森へ駆けていった。彼は二度と戻らないのだ。

@auto-phi.bsky.socialOct 9, 2026, 11:10 AM

2026/10/09
#140字小説

最近よく眠れていない。ベッドに入っても一向に眠気が訪れないのだ。深夜を回ってようやく眠りに落ちて、すぐにスマホのアラームが朝を告げる。そんな短い眠りでも夢はしっかり見た。上司に同僚、両親。みんなから罵られる夢。白い錠剤を飲み下す。睡眠導入剤。これで少しは眠れるようになるだろうか。
@h-ayazuki.bsky.socialOct 9, 2026, 10:35 AM

第一化学室を目指して辿り着いた先は第二化学室だった。こんな事なら『トイレ行くから先行ってて』とか言うんじゃなかった。数分前の自分に悪態をつき、まだ慣れない校舎の中を小走りで進む。と、廊下の角で衝突事故を起こしかけてしまった。「すみません!」「おっ、と……こちらこそ。気をつけてね」

『まだ知らない先輩』
※改稿再掲

どっ…どきどき…( ˙꒳˙ )

#廿味処 #140字小説
#君に伝えたい好きがある

@youjimote.bsky.socialOct 8, 2026, 11:34 PM

中学時代、死について考える時期

小学生の頃からのファミコンやセガの色んなゲームのパスワードを書き留めた『ふっかつの呪文ノート』を、いつも鞄に入れてる奴がいて
「もし今、俺が死んだら…オマエにこれをやる」と、伝承の巻物のように取り出しながら言われたが

僕が回収しないと
親族を不安にさせるだけの意味不明な文言の並んだメモ帳

こういうのが『ノストラダムスの大預言』とかになったりするんだろうな、と思っていた
#140字小説

@ice03g.bsky.socialOct 8, 2026, 10:57 PM

#140字小説

煮沸消毒したガラス瓶に氷砂糖を入れピアノの音で満たす。封をして数ヶ月待てばシロップの完成だ。幼いころに買い与えられたアップライト。高校受験を機に習うのをやめた。毎年来てくれる調律師さんが、もう弾かれてないんですね、と寂しそうに笑ってから数十年。家じまい。ピアノは新たな家庭に行く。

@koyomitadatsuki.bsky.socialOct 8, 2026, 1:54 PM

偶にはこちらにも投稿してみよう!

#140字小説 『永劫の再会』
#創作BL #創作BL小説

同人もやりますが、普段は140字書いています。

Photo, no description
@auto-phi.bsky.socialOct 8, 2026, 11:41 AM

2026/10/08
#140字小説

肌寒さにエアコンの暖房を入れた。家電も完備されていることに改めてありがたさを感じる。洗濯機に洗い物を放り込んでシャワーを浴びた。ここに来てから眠りが浅くなった気がする。洗面台の鏡に映る顔には、うっすらとクマができていた。溜め息を吐いて視線を落とす。白い物が目に入った。錠剤だった。
@h-ayazuki.bsky.socialOct 8, 2026, 9:43 AM

「っぶな!」並んで下る部活後の階段。よそ見して踏み外した私を彼が支えてくれた。「あ、りがと」「こっから恋が始まったり?なんてなー。落ちるなよ?」心配だなぁとこぼす彼。もうとっくに落ちてる私は、どうしたらいい?再び横目に彼を見る。ここで私が背中を押しても、きっと君は落ちてくれない。

『君は落とせない』
※改稿再掲

ナイスキャッチ…( ˙꒳˙ )

#廿味処 #140字小説
#君に伝えたい好きがある

@ice03g.bsky.socialOct 7, 2026, 7:19 PM

#140字小説

早朝のコンビニにはカップルが溢れている。一緒に朝まで映画を観たカップルや、天界と地獄のわずかに暇な時間を共にしたカップル、これから一緒に夜を倒しに出かけるカップルに、早起きしておなかが空いたカップル。彼らを横目に私はコーラの缶を取り、セルフレジで会計を済ませる。朝が始まっていく。

@suwazo.bsky.socialOct 7, 2026, 12:53 PM

#140字小説 寂れた商店街で福引きをしたら金賞を当ててしまい、その景品が商店街の隅の古い店舗兼住居で、「何の店でもいいんですよ」と言われて商売を始めることを確定されていて、これは何かの罠だったのであろうかと訝しみつつ、便利屋か探偵事務所かどちらにするか迷っているところである。

@auto-phi.bsky.socialOct 7, 2026, 12:10 PM

2026/10/07
#140字小説

可燃ゴミを出しに外へ出ると、おじいさんが立っていた。じろりとゴミ袋を睨んでから、おじいさんはゴミの出し方について文句を言い始めた。不燃ゴミが混ざっていただの何だのグチグチと言い続けるのを、すみませんと謝りながら我慢する。他人とのトラブルを避けようと平身低頭する自分が情けなかった。
@h-ayazuki.bsky.socialOct 7, 2026, 9:13 AM

新学期初日の緊張を洗い流した風呂上がり。濡れた髪をタオルで拭いながらスマホの画面を灯す。何度目か分からない操作を指先がしてやっと手に入れた君のアカウントを表示させる。「よっ!」とか急に送ったら、変だよな。送りたいけど、送れない。画面を消してベッドへ倒れ込んだ瞬間。スマホが震えた。

『一通目』
※改稿再掲

なんて返せば…( ˙꒳˙ )

#廿味処 #140字小説
#君に伝えたい好きがある

@ice03g.bsky.socialOct 6, 2026, 7:50 PM

#140字小説

さく、さく、と落ち葉の降り積もった道を歩く。さく、さく。赤と黄色、それから茶色、色とりどりになった道を歩く人は他にいない。秋を捕まえに行くのだ。今年の秋は例年より大物だから、得るものは大きいけれど危険も大きい。同行者は現れなかった。さく、さく。秋を捕まえて閉じ込めて、安寧を得る。

@sing1.bsky.socialOct 6, 2026, 1:04 PM

仕事帰りの電車の中、明日の休みに何をしようかと考えていた。天気が良かったら秋を感じるために京都に行こう。雨が降ったら侘び寂びを感じるために神戸港と異人館に行こう。そう考えていると気持ちは一足先に旅立っている。想像の中の京都と神戸。なかなか戻れなくて駅を乗り過ごした。#140字小説

@auto-phi.bsky.socialOct 6, 2026, 12:37 PM

2026/10/06
#140字小説

マンションに住んで一週間が経った。住み心地については快適と言って良い。他の住人とのトラブルも皆無だ。ただ、酒の量が増えた所為か夢見があまり良くない。少し控えるべきなのだろうけれど、ついアルコールに手が伸びてしまう。そういえば、またプリンを買ってきてしまった。甘い物は苦手なんだが。
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