「目覚めたか」
見上げれば、先ほどのスワン雷帝が玉座のような椅子に腰を下ろし、鋭い金色の瞳でこちらを見下ろしていた
「お前達のような小娘が、我らの計画を阻もうなど…笑わせるな」
「計画?」
「ソファナの歌だ。あの天にも響く美声…それを我らの手に収めれば、世界中の人間を意のままに操れる」
スワン雷帝の口元が、不気味に歪んだ
「王と王女を捕らえたのは、そのためか…」
「正是。王女の声を使えば、どんな国家も我らの手中に落ちる。魔法省など、何の役にも立たん」
セイラは、唇を噛み締めた
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