『家族』葉真中顕
2012年に発覚した尼崎連続変死事件をベースにしたフィクションです。登場人物はすこぶる多く、誰がどの家族だったか頭が混乱しがちな程。それはつまり、それだけ多くの人々が巻き込まれていた、と言うことに他ならないのです。しかも、被害者だった筈が次には加害側に回っていたりと、善悪が入り混じって混沌として来ます。
一度巻き込まれたら最後、もう抜け出せない地獄絵図です。小説の描写は迫真そのもので、読んでいて背筋が寒くなることの連続でした。
[2026/06/25 #読書 #家族 #葉真中顕 #文藝春秋 ]
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