#故事 韓非子(有度篇)
原文: 法不阿貴 縄不撓曲
読み: 法は貴きに阿(おもね)らず、縄は曲がれるに撓(たわ)まず
意味: 法律は公平公正で平等であるべき、贔屓してはならない
現実は権力、財力があるものが法の解釈を捻じ曲げて勝つ
しかも、正義の基準や社会の価値観さえ時代とともに変わってしまう
中国古典の処世術は
無用な争いを避け、時機を見極めて、さらに好機を待つ…
( 恵比寿大黒島/十和田湖 )

#故事 韓非子(有度篇)
原文: 法不阿貴 縄不撓曲
読み: 法は貴きに阿(おもね)らず、縄は曲がれるに撓(たわ)まず
意味: 法律は公平公正で平等であるべき、贔屓してはならない
現実は権力、財力があるものが法の解釈を捻じ曲げて勝つ
しかも、正義の基準や社会の価値観さえ時代とともに変わってしまう
中国古典の処世術は
無用な争いを避け、時機を見極めて、さらに好機を待つ…
( 恵比寿大黒島/十和田湖 )
#故事 論語(衛霊公)
原文: 小不忍 則乱大謀
読み: 小忍ばざれば、則ち大謀を乱る
意味: 小事を耐え忍ばねば、大事を成しとげることは出来ない
『終戦の詔勅』にも
堪え難きを耐え忍び難きを忍び、以って万世の為に太平を開かむと欲す
一時の怒りや悔しさ、目先の利益にとらわれて軽率に行動すると、
長い時間をかけて築いてきた成果や目的も失いかねない
絶対に譲ってはならない原則は…?
(竹簡/湖南省益陽市/百度より)
#故事 孟子(公孫丑上)
原文: 拔苗助長
読み: 苗を抜いて助長す
意味: 余計なことをする
宋国の農民が苗が成長するのを楽しみにしていた…
成長が遅いので苗を抜いて伸ばした結果、枯れてしまった
何もしない事より、余計なことをする方が問題なのか……?
本当に必要なことだけを見極め、適切な時機に対策出来れば…
( 国立科学博物館・日本館/上野恩賜公園 )
#故事 孟子(告子章句下)
原文: 人皆可以為堯舜
読み: 人皆以て堯舜為る可し
意味: 人は誰でも 大聖人になることが出来る
松下幸之助の言葉(成功の秘訣)
『 成功するためには、成功するまで続けることである
途中であきらめて、やめてしまえば、それで失敗である 』
孟子の教えは
大切なのは、日々の努力と自らを磨く姿勢である…
( ウルングル湖/烏倫古湖 )
#故事 古楽府詩(鶏鳴)
原文: 李代桃僵
読み: 李桃の代わり僵れる
意味: 全体を護る為に不要な部分を切り捨てる
李の木が害虫に襲われた際、隣にある桃の木が身代わりに
もともとは共助の意味だったが…
民主主義の多数決の原理がこれに近いかも…
多数の意思と「権力者の意思」が、本当に同じなのかは別問題
#故事 戊申の詔勅
原文: 去華就実
読み: きょかしゅうじつ
意味: 華美を捨て実質を取る
古典で繰返し言われる虚飾より実質を重んじる考え方
人の世は、見栄や空論だけでは成り立たない
どれほど立派なことを語っても、実績には及ばない…
政治もまた、言葉や理想ではなく、最後は何を成し遂げたかで問われる
#故事 三国志(蜀書・秦宓伝)
原文: 葉公好龍
読み: 葉公 龍を好む
意味: 見せかけだけ
楚の葉公は龍が好きで、家の至る所に龍を描かせていた
この話を聞いた龍が天から下りてきた‥
本物の龍を見た葉公は肝を潰して逃げた
口では立派なことを言っても…
理想を語ることと、現実を背負うことは別である
( 盤竜鏡/銅鏡/百度より )
#故事 史記(屈原賈生列伝)
原文: 顛倒黒白
読み: 白黒を顛倒す
意味: 真実を捻じ曲げる
白を黒と言い、正しいものを誤りとし、上下、是非を逆転させる
屈原は 『道理を見失った者には真実が見えない』 と
讒言や誤った情報も、繰り返し語られれば、
いつしか事実であるかのように、受け取られてしまう
ゲッペルス宣伝相の名言 「嘘も百回言えば真実となる」
という言葉も、その危うさを象徴している…
( 牌坊/陳芳/珠海市 )
#故事 孟子(万章上)
原文: 斉東野語
読み: せいとうやご
意味: でたらめな噂やいい加減な説
もともとは、斉国東部の民間に伝わる田舎の話や噂を指した言葉
孟子は、根拠の乏しい取るに足らない話として「斉東野語」と表現した
「根拠も確かめず、もっともらしく語られる話」 は、孟子の時代から
約2,300年たった今も、形を変えて繰り返されています…
( 馬蹄寺周辺/祁連山脈/甘粛省張掖市 )
#故事 朱熹(訓学斎規)
原文: 読書有三到
読み: 読書に三到有り
意味: 心を集中させて、声を出してよく見て読む
読書で一番大切なのは集中して、その内容をしっかり読み取ること
先入観にとらわれず、異なる意見にも目を向けなければ、
知らず知らずのうちに確証バイアスに陥り、考えが偏ってしまうことも…
(朱熹/易繋辞冊/国立故宮博物院)
#故事 史記(魏世家)
原文: 抱薪救火
読み: 薪を抱きて火を救う
意味: 災害を食い止めようとして災厄を大きくする
戦国時代、秦が魏に攻め込んだ際、魏の安釐王は段干子の進言を受け、
秦に土地を割譲して和睦を求めた
これに対し蘇代は、薪を抱えて火を消そうとするようなものだと諫めた
目先の対処に追われるのではなく、物事の本質を見極め…
適切な方法で対処することが大切だという教訓
( 福州園/中国庭園/那覇市 )
#故事 荀子(勧学)
原文: 学不可以已
読み: 学は以て已むべからず
意味: 学問は中途でやめてはならない
移動中も本を読んでいたといわれるナポレオンや
東芝を再建した土光敏夫も読書家として有名
読みかけの本が、家中に何冊もあったというから凄い
高いところに登って広く見渡すほうが、はるかによく見える…
( ユスティティア像/正義の女神/日大法学部 )
#故事 鄭文宝(南唐近事)
原文: 打草驚蛇
読み: 草を打って蛇を驚かす
意味: 余計な災難に襲われる
南唐時代、当塗県の県令・王魯は欲張りで是非曲直を顧みなかった
あるとき、住民が部下である主簿の収賄を王魯に訴え出た
この故事の面白いところは 『誰の視点で見るか』 によって、
一つの行動の意味が、まったく変わってしまうところ…
( ツルバキア/多年草/熱帯・亜熱帯 )
#故事 史記(曹相国世家)
原文: 蕭規曹随
読み: しょうきそうずい
意味: そのまま踏襲する
前漢の成立後、蕭何が定めた法規や制度を、後任の曹参が
改変せずに受け継ぎ、そのまま施行した故事に由来する
良いものはむやみに変えず、受け継ぎ
時代の変化に合わせて変える柔軟さも…
( 耀奎塔/文峰塔/重慶市 )
( 蕭何像/百度より )
#故事 晋書(杜預伝)
原文: 勢如破竹
読み: 勢いは破竹の如く
意味: 向かうところ敵なし
三国末期、西晋の杜預が東呉を一気に滅亡させた故事による
太康の役で、杜預は勢いに乗じて呉を次々と攻略し、平定へと導いた
一度勢いに乗れば、物事は一気に進む
好機を逃さず、流れをつかむことが大切…
( 祁連山脈/河西回廊/甘粛省 )
#故事 晋書(苻堅載記下)
原文: 草木皆兵
読み: そうもくかいへい
意味: 過剰に怯える
東晋時代、前秦・苻堅と東晋・謝石による「淝水の戦い」が出典
苻堅は80万の大軍で東晋を攻めたが異民族の混成部隊であったため
作戦内容が正確に伝わらず大敗する
不安に心を支配されると、冷静な判断を失ってしまう
まずは事実を確認を…
( 苻堅像/五胡十六国/百度より )
( 諏訪湖/湖畔公園 )
#故事 韓非子(初見秦第一)
原文: 不知而言不智 知而不言不忠
読み: 知らずして言うは不智なり、知りて言わざるは不忠なり
意味: わかりもしないで意見を言うのは愚か
わかりながら言わないでいるのは不誠実である
戦国時代の遊説家・張儀が秦王に進言した言葉に由来
韓非子は、君主に進言することの難しさについても説いている
情報は、確かめてから伝える… これにつきる
(韓非像/法家/百度より)
(韓非子/初見秦第一/百度より)
#故事 敦煌変文集
原文: 天上天下唯我独尊
読み: てんじょうでんがゆいがどくそん
意味: この世で一番尊い
釈迦が誕生した時に言ったとされる
出典の「大唐西域記」 には玄奘が長安から西域を旅して
巡った際の見聞した事柄が書かれている…
人は誰でも、この世に一人しかいない
かけがえのない存在…
( 蓮の花/千畝荷塘/恵州西湖 )
#故事 孫濱(兵法三十六計)
原文: 囲魏救趙
読み: 魏を囲んで趙を救う
意味: 敵の後方の拠点を襲い攻撃した敵を退却させる
孫臏は趙を直接救援するのではなく、
魏の都・大梁を攻めることで、魏軍を趙から撤退させた
視点を変えることで、行き詰まりを打開した好例