@sawa-syo.bsky.socialSep 16, 2026, 1:53 AM 『墳墓記』高村薫(新潮社) 能楽師の家にうまれた主人公は、自分は父(能楽師)とは違うと拒絶し、能の世界(血の呪縛)から逃亡してきたが、自死未遂で生死の境を漂う中、混濁した意識の中で、万葉集から日本書紀、源氏物語、平家物語、藤原定家の世界、そして能の謡、家族の生活へと漂い。その追体験の果てに、彼は逃れられない血と業を受け入れ、最期にようやく父の芸の真髄を理解する。ある意味、父殺しの完了でもあった。書評では評価が高いのだが、古典の素養のない私にはハードルが高かったな。#墳墓記 #高村薫 #新潮社