『夜空に残された答え』
怪盗の姿を見失ったレンは、ふと空を見上げた。
暗くなった東京の上に、先ほどは見えなかった星々が瞬いている。
『星々を頂戴し、夜空へ返させていただく』
頭をよぎった、予告状の一節。
灯りを失った街と、見える星の増えた夜空。
その二つが、レンの中でつながり始めた。
「まさか……このために、東京の灯りを……?」
追いかける相手はもういない。
それでもレンは、しばらくその空から目を離せなかった。
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