Grilled Cheese

ExploreLog inSign up
Terms of UsePrivacy PolicyCommunity StandardsHelpGet the app

Grilled Cheese is a product of Village Compute

Version devBuilt at: 2026-10-14 21:12:05 EDT

Explore

PostsPeople
LatestRanked
@auto-phi.bsky.socialSep 24, 2026, 11:06 AM

2026/09/24
#140字小説

おじさんはね、これから生まれ変わるつもりなんだ。まさか君も同じ場所に行こうとしてるなんて、もしかしたら運命かもしれないね。僕はさ、妻を愛していたんだ。でも、妻はそうじゃなかった。火事で入院しているところに別の男が来て、それで。いや、やめよう。もういいんだ。何もかも、どうでもいい。
@ice03g.bsky.socialSep 23, 2026, 6:56 PM

#140字小説

心のパーツを分解してメンテナンスをする。ひとつひとつ取り外して並べていく。この一番大きいのは感情を受け止めるところ。ひとまずの感情はすべて入ってくるからすっかり汚れている。磨き、グリスアップをする。他のパーツも汚れていた。どれもきれいに磨く。終わったら組み立てて元通りにはめ込む。

@shir-taki.bsky.socialSep 23, 2026, 12:51 PM

#140字小説

そろそろ模様替えの時期だ。くっきりした青に、水をたっぷりふくませたハケを、上から下へすーいすい。雲を巻き込んでいくと、みるみるうちに青が薄くなる。ついでにもっと下の方、山の稜線、水平線まで。すべての線が薄くなって、じわじわぼやける。くしゅん。小さな音がよく聞こえた。

@auto-phi.bsky.socialSep 23, 2026, 12:13 PM

2026/09/23
#140字小説

病院からの連絡で駆け付けると、担当の看護師が出迎えた。目を離した隙に非常口から外に出たらしい。着替えもしていったというから、また誘拐という訳ではなさそうだ。子供の足ならまだそう遠くへは行っていないはず。警察にも連絡して手分けして捜すことになった。一体あの子は何処へ行ったのだろう。
@ice03g.bsky.socialSep 22, 2026, 7:05 PM

#140字小説

古い曲を流しながらうとうとする。ぽやぽやと夢のはじまり、浮かんでは消える昔の思い出。ああ、あのときこうしていれば。ああ、このときこうしていれば。後悔だったのだろうけれど、夢の中ではそれと認識できず、ただ少し、悲しい気持ちになる。そこから続いた私の今。かくんと体が揺れ、目が覚めた。

@sing1.bsky.socialSep 22, 2026, 3:50 PM

仕事の帰りに最寄り駅までの地下鉄に乗った。いつも5分位で着くのに電車はいつまでも走り続けている。地上に出たみたいでビルの灯りが窓に映っている。どこを走っているんだろうか? 電車に乗っている他の乗客は何も不審に思っていないようだ。アナウンスが流れる。「次は⚪︎場、⚪︎場」#140字小説

@auto-phi.bsky.socialSep 22, 2026, 10:33 AM

2026/09/22
#140字小説

施設の先生がお見舞いに来てくれた。こわかったよね、そう言って手をにぎってくれた。大丈夫だよ。こわくても、我慢できるよ。先生は泣きそうな顔になった。先生が帰ると、また一人になった。とても静か。君の声がよく聞こえる。君を落とした人はどんな人なの。そうなんだ。じゃあ明日、行ってみよう。
@suwazo.bsky.socialSep 22, 2026, 9:59 AM

#140字小説 老人は薔薇園の世話をする。丁寧に丁寧に。薔薇がお好きなんですね。問われて首を横に振る。薔薇を育てて増やすのはトゲがあるから。ほらあの陰を見てごらん。子供が隠れんぼしている。トゲだらけの枝の中なら誰も苛めに来ないから。寂しいまま死んだ子供の霊を、薔薇が美しく包む。

※再掲です

@ice03g.bsky.socialSep 21, 2026, 6:57 PM

#140字小説

喉が、乾いた。歩き続けてここまで来た。いまさら戻れないし目的地はまだ遠い。水が尽きてしまったのだ。ふらふらしながら砂漠を行く。どこかで水を汲めるといいのだけれど、当然オアシスなんてそんな簡単には現れない。喉が渇いた。目が霞む。けれど行くしかないのだ。日陰もなく、でも行くしかない。

@auto-phi.bsky.socialSep 21, 2026, 10:29 AM

2026/09/21
#140字小説

消毒液が引火したらしい。スプリンクラーが作動して軽度の火傷で済んだのだが、問題はその後だ。火傷を負った看護師はその日勤務ではなかった。しかも、ポケットからは注射器が出てきた。中身は農薬だという。すぐに警察が呼ばれ、看護師は引き渡された。天使がどうとか言っていたけれど、意味不明だ。
@suwazo.bsky.socialSep 21, 2026, 10:00 AM

#140字小説 やめとけと何度も忠告したのに、友人が貯金をつぎ込んで探偵事務所を開設してしまった。「うまくいくわけないだろ」「そうでもないよ。この日を目指してずっと頑張ってきた」友人は得意気な顔で受付席に座る。「君と会った十歳のときから、君を名探偵にするのが僕の夢だったんだから」

※再掲です

@hupelyotfront.bsky.socialSep 21, 2026, 8:21 AM

「親愛なる君へ。
私は人類が数百年かけても果たせなかったことを成し遂げた。今や人間は妖怪の顔色を窺わず、自らの意志で生きられる。
それでも私は幸せではない。だから君の世界の稗田阿求だけは、どうか幸せにしてほしい。小説で、動画で、同人誌で」

#140字小説

@ice03g.bsky.socialSep 20, 2026, 6:55 PM

#140字小説

画用紙にペンを滑らせる。線は輪郭となり、そこに犬が生まれた。犬は画用紙の上を駆け、こちらを見つめる。よし、取り出してやろう。ハサミを入れる。輪郭に添って。生まれた紙の犬は吠えようとする。それはいけない。私はひっそりと生きているのだ。犬をなだめ、おやつをあげる。犬はしっぽを振った。

@auto-phi.bsky.socialSep 20, 2026, 10:33 AM

2026/09/20
#140字小説

私は天使。天国へ魂を見送る天使。最初に見送ったのはペットの犬。重い病気で苦しんでいたから見送った。それから、この仕事に就いて何人も見送ってきた。みんな病気や怪我で苦しんで、可哀想だった。でも大丈夫。天国は良いところだから。あら、まだ起きていたの。そんなものは消して、早く寝なさい。
@suwazo.bsky.socialSep 20, 2026, 10:00 AM

#140字小説 「そんなに愛していたなら、なぜその人を仲間にしなかったんだ?」友である吸血鬼に訊くと、彼は答えた。「人と吸血鬼では寿命が違いすぎる」「それが理由?」「寿命が違うと生きる速度も感情の速度も違う。愛してると気づいたのは、その人が寿命を全うして百年ほどたった頃だったよ」

※再掲です

@ice03g.bsky.socialSep 19, 2026, 10:25 PM

#140字小説

夜のお茶会をしました。お茶会です。これは麦のお茶です。泡立ってますけどお茶です。ちょっと苦いだけです。よく冷えていて美味しかったです。甘いお菓子じゃなくてしょっぱいお茶請けばかりでしたがお茶会です。お茶請けですから。会が進むとふわふわと心地良くなりましたが楽しかったからですよぉ。

@auto-phi.bsky.socialSep 19, 2026, 11:49 AM

2026/09/19
#140字小説

真っ白なベッドからお薬のにおいがする。はじめての入院で昨日の夜はなかなか眠れなかった。何度も違う病院に行った。ケガを見せたお医者さんが変な顔をすると、お母さんは怒り出してすぐに病院を出た。行ける病院がなくなったら、もうケガをしても行かなくなった。だから、痛くても我慢した。ずっと。
Load more