Grilled Cheese

ExploreLog inSign up
Terms of UsePrivacy PolicyCommunity StandardsHelpGet the app

Grilled Cheese is a product of Village Compute

Version devBuilt at: 2026-10-15 07:54:03 EDT

Explore

PostsPeople
LatestRanked
@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:58 AM

#140ノリムネ

審神者とちょも則

朝からどこか気怠そうだった則宗を探して、本丸を歩いていた。

「あ……」

ふと中庭の向こう、開け放たれた障子の奥に、眠る則宗の姿。
その頭を撫でる刺青の入った手だけが見えた。

審神者の口から吐息が漏れた。そのまま踵を返す。
大きく伸びをして、ゆっくりと歩き出した。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:58 AM

#140ノリムネ

ちょも則

読んでいた本が、ふいに下から持ち上がった。
「……邪魔するぞ」
本の下から覗き込んできた則宗が、山鳥毛の脚の間へ入り込む。そのまま山鳥毛の胸元に頭を預けた。
もたれ掛かる則宗の髪が、頬をくすぐる。
「少し、寝る」

目を閉じた則宗に口付けを落として、山鳥毛はページをめくった。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:57 AM

#140ノリムネ

南泉と則宗

南泉は座り込んだ。不意を突かれて負った傷がじくじく痛む。
「チッ……全然、駄目だにゃ」

「南泉一文字」
頭上から声が振ってくる。
「僕が選んだ山鳥毛が、お前を選んだ……あとはわかるな?」
見上げた先には、扇子に隠れた口元。だが瞳はまっすぐと南泉を見ていた。
「……うっす!」

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:57 AM

#140ノリムネ

お頭則宗

抱きかかえていた体が、ずしりと重みを増す。
足を止めると、すうすうと寝息が聞こえてきた。
「やれやれ……本当に雛だなぁ」
この雛もいずれは、抱えきれないほど大きい鳥となる。
「お前は、どんな刀になるんだろうなぁ」
そう呟いた言葉に、答えはない。
もう一度抱えなおして、歩き出した。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:57 AM

#140ノリムネ

雛ちょも

茂みの中から引き出されて、目に入ったのは黄金だった。

「お、お頭様っ!」
声が、思いの外大きく響く。
「元気な雛だなぁ」
笑う則宗に、そのまま抱え上げられる。
ぐらついて、思わずしがみついた。
「あっ」
離れようとすると、背をぽんと撫でられた。

温かさに、そっと頬を寄せた。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:56 AM

#140ノリムネ

ちょも則

指で、汗ばんだ則宗の背骨をなぞっていく。
「こら、邪魔をするな」
びくりと震えても、返事は素っ気ない。
「服が着れないだろうが……」
「つい、触りたくなるんだ」
伸びる指から、身を捩って逃げる。背は隠れてしまった。
「……残念」

「また、な」
小さい口づけの音だけが、残った。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:56 AM

#140ノリムネ

則→ちょも

「……気に食わん」

意味もなく、机をトントンと叩く。視線は一点から逸らせなかった。
上杉刀と笑い合う山鳥毛——ここからでもわかるほど、屈託ない笑み。

「……楽しそうで、何よりじゃないか」
そう口にしてみたが、どうにも面白くない。

則宗は重々しく息をついて、視線を逸らした。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:56 AM

#140ノリムネ

姫鶴と則宗

則宗がふわと口を開いた。息と共に間の抜けた声がもれる。
「なに、寝不足なの?」
「んー……少しな」
則宗は目を擦りながら答えた。その瞼はほとんど開いてない。
「じゃあ、今夜、いい夢をさーびすしてあげる。……なんちて」
「……ありがとよ、姫鶴」
則宗は小さく笑った。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:55 AM

#140ノリムネ

則宗と日光

「……暑い」
天を仰ぐと、雲一つない青空が広がっていた。
「御前、手を動かして下さい」
息をついて、鈴なりになった茄子を一つ手に取る。
ぷちと音をたててもいだ。
「……冷たい物を用意してます」
背中越しの声が耳に届く。
「さっさと終わらせるぞ!」
則宗は次の実に手を伸ばした。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:55 AM

#140ノリムネ

ちょも則 帰還

玄関先は、出迎えの者達で溢れていた。

「……いた」

人だかりの中、目当ての姿を見つける。一瞬だけ視線が交わるが、すぐに逸らされてしまう。
遠ざかる則宗の背を見つめて、ひとつ息を吐いた。

──少しでも、話がしたいのに。
喉までせり上がった声は、飲み込んだ。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:55 AM

#140ノリムネ

ちょも則 出迎え

帰還した男士の中に、目当ての相手を見つける。
白い衣装は土埃で汚れてはいるものの、血などはついていない。
ふと小さく息をついた。

「……え?」

──ふいに、山鳥毛と目が合った気がした。慌てて逸らして、そのまま踵を返す。

喧噪が遠のくほど、自分の鼓動がやけに耳についた。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:54 AM

#140ノリムネ

ちょも則

則宗が、山鳥毛を寝台へ引き倒した。
そのまま山鳥毛の上に跨ってくる。
「楽しそうだな、則宗」
「うはは! いつも、見上げてばかりだからなぁ」
則宗の指が、気まぐれに山鳥毛の肌をなぞっていく。
「今日は、僕を見上げるといい」

則宗は艶やかに笑ってみせた。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:54 AM

#140ノリムネ

則宗と長義

「わっかんねー!」
書類を読んでいた審神者が叫ぶ。
「役所書類だからな」
則宗が苦笑すると、審神者は「監査官~!」と叫んで天を仰いだ。
「元、だよ」
長義が溜め息をつく。
「長義もだ!」
「……随分と余裕があるようだね?」
冷ややかな言葉に、審神者は渋々書類をめくった。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:54 AM

#140ノリムネ

ちょも則+南泉

「お頭、主が……って何してるにゃ?」
振り返った山鳥毛は耳かきを手に、目を伏せた則宗を膝枕していた。
「則宗、起きてくれ」
「んー……」
則宗が起きあがると、山鳥毛はその頬を優しくひと撫でして、立ち上がった。
「子猫、行くぞ」
「あ、ああ」
南泉は慌ててその背を追った。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:52 AM

#140ノリムネ

加州と則宗

「ねぇ、ネイルさせてよ」

爪を深紅色に染めていた加州が、声を掛けてきた。
「いいぞ。で、何色を塗ってくれる?」
「何色でも、アンタはアンタでしょ?」
手を差し出しながら目を細めた則宗に、加州はあっけらかんと答える。
我が本丸の初期刀は末恐ろしい。
則宗は、声をたてて笑った。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:50 AM

#140ノリムネ

日光と則宗

「……お頭は無茶ばかりします」
溜め息交じりの日光の言葉に、則宗はわずかに目を見開いた。
「日光」
則宗はちょいと手招く。
素直に近寄ってきた日光の頭を、遠慮なくわしわしと撫でた。

「おまえさんがいるからこそ、無茶ができるのさ」

日光はただ黙って、則宗の手に身を任せた。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:50 AM

#140ノリムネ

どよ→則

「ご隠居、髪に葉がついていますよ」
「……ん?取ってくれるか」
差し出された黄金の髪から葉を摘み——そのまま、毛先へ口づけた。ほんの一瞬だけの触れ合い。
「とれたか?」
「……ええ」
摘まんだ葉を見せれば、則宗は礼を言って去っていった。

道誉はその背を見送り、ひとつ息を吐いた。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:49 AM

#140ノリムネ

ちょも則 ④執務室で

執務室の扉を開けると、室内では山鳥毛と則宗が向き合っていた。
「今度、二人で過ごさないか?」
小指どころか、山鳥毛は則宗の手を握っている。
則宗がおずおず頷くと、山鳥毛が則宗を引き寄せる。
──そこで、審神者は扉を閉ざした。

「自室でしてぇ……」

言葉は虚空へ消えていった。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:49 AM

#140ノリムネ

ちょも則 ③小指の続き

演練が終わり、審神者は息を吐いた。
「よく頑張ったな」
山鳥毛を労う則宗の小指は、また山鳥毛の小指と絡んでいる。
「……仲いいね」
首を傾げる二振りに、審神者は黙って手元を指す。その指先を追った二振りは、同時にぱっと離した。

「……嘘でしょ」

審神者は頭を抱えて、天を仰いだ。

@shinya-moon.bsky.socialSep 3, 2026, 3:48 AM

#140ノリムネ

ちょも則 ②のろけ

「山鳥毛が討ち取ったぞ」
則宗の弾んだ声に、審神者も頷く。
「うん、強いね」
「ああ。本当に……僕の跡目は、いい男になったものだ」
今まで聞いた事のない声音に、審神者は思わず隣の則宗を見た。

「どうした?」
当の則宗はきょとんとしている。
気づけば、我が本丸は勝利を収めていた。

Load more