#故事 史記(平原君虞卿列伝)
原文: 毛遂自薦
読み: 毛遂 自ら薦める
意味: 自薦する
秦との長平の戦いで大敗した趙は、楚に援軍を求めた
平原君が楚へ向かう際、食客の毛遂が自ら名乗り出て同行した
平原君と楚王の交渉が難航すると、毛遂が前に進み出て楚王を説得し、
ついに趙への援軍を取り付けた
チャンスは一度きりの偶然であることが多い…
( Crissy Field East Beach/Golden Gate Bridge )

#故事 史記(平原君虞卿列伝)
原文: 毛遂自薦
読み: 毛遂 自ら薦める
意味: 自薦する
秦との長平の戦いで大敗した趙は、楚に援軍を求めた
平原君が楚へ向かう際、食客の毛遂が自ら名乗り出て同行した
平原君と楚王の交渉が難航すると、毛遂が前に進み出て楚王を説得し、
ついに趙への援軍を取り付けた
チャンスは一度きりの偶然であることが多い…
( Crissy Field East Beach/Golden Gate Bridge )
#故事 晏子春秋(内篇諫上七)
原文: 利於国者愛之 害於国者悪之
読み: 国に利するはこれを愛し 国に害するはこれを悪(にく)む
意味: 国に有利なことは熱心にやり、害することなしない
「夏・殷・周の三代が栄えた時代、古の聖王たちは
国に利益をもたらす者を重んじ、国に害を及ぼす者を退けた 」
名宰相・晏子が、君主としての公の判断と、個人的な好き嫌いを
混同していた斉景公を厳しく諫めた故事に由来する
権力者への「忖度」と、国家への「忠誠」は別物…
( 五彩池/九塞溝/四川省羌族自治州 )
#故事 増広賢文(格言)
原文: 善悪随人作 禍福自己招
読み: 善悪は人に随う 禍福は自己に招く
意味: 善悪はすべて自分がしたこと
禍福はすべて自分の言動が招いたもの
始皇帝が統一した秦帝国は、厳しい統治や重い負担で反発が広がり
始皇帝死後は、わずかな期間で滅亡
どれほど強大な帝国でも、民衆の支持を失えば長続きはしない
無理に築き上げたものは、崩れるときも大きく
その後の混乱を収めるには、さらに長い年月がかかっている…
( 由良川橋梁/京都丹後鉄道 )
#故事 茅盾《子夜》
原文: 古今中外
読み: ここんちゅうがい
意味: いつでもどこでも
歴史上のあらゆる普遍的な法則や出来事は…
時代や国が変わっても、人の世には変わらないものがある
聖徳太子が制定した十七条憲法
『和を以って貴しとなす』 もその一つ
( 法隆寺 夢殿/東院伽藍/斑鳩町 )
#故事 李白(蜀道難)
原文: 一夫当関 万夫莫開
読み: 一夫(いっぷ)関に当たれば万夫も開くなし
意味: 地勢が非常に険しく守りやすく攻めにくい
どれほど堅固な関所でも、守る人が信頼できなければ
かえって危険なものとなる
要は、要害の堅固や強さ以上に、それを守る人が大切…
『難攻不落の城』 で思い浮かぶのは、稲葉山城
西南の役で激しい攻撃にも耐え抜き、堡塁の一角も奪取されなかった
熊本城も、その名にふさわしい…
( 熊本城/銀杏城/熊本市 )
#故事 南斉書(天文学誌上)
原文: 日出三竿
読み: にっしゅつさんかん
意味: 日がずいぶんと高い
朝が苦手な人…。
「宵っ張りの朝寝坊」 という言葉もある
「まだ大丈夫」先延ばしにしているうちに、好機も時間も過ぎてしまう
時は人を待たず…
( 南斉書/百度より )
#故事 論語(子張篇)
原文: 小人之過也必文
読み: 小人の過つや必ず文る
意味: 小人は弁解して改めない
過ちを犯すことよりも、過ちを認めず、言い訳や取り繕いで
隠そうとすることのほうが問題である
時代は変わっても、人の本質は変わらない
古人の教えは今にも通じる…
( ANA/BOEIN767-300ER/香港国際空港 )
#故事 孟子(梁恵王上)
原文: 不遠千里
読み: 千里を遠しとせず
意味: 遠い道のりをものともしない
孟子が恵王の問いに
利益ばかりを追い求めれば社会は利己的になる
人を思いやる道徳や正しさを大切にすることが、国を治める基本である
孟子は『利益よりも、仁義を重んじよ』と説いている
(郙閣頌/摩崖石刻/百度より)
#故事 論語(述而)
原文: 挙一反三
読み: 一を挙げて三を反す
意味: すぐれた能力と理解力がある
室町幕府6代将軍の足利義教
「万人恐怖」や「くじ引き将軍」と揶揄されているが…
戦国時代へと向かう激動の時代にあって、日明貿易を再開する
政治・外交の手腕はまさに別格だった
こうした実績を踏まえた歴史の再評価が待たれる
( 金閣寺/北山鹿苑禅寺/京都 )
( 足利義教像/妙興寺/Wikipediaより )
#故事 孫光憲(北夢瑣言)
原文: 好事不出門 悪事行千里
読み: 好事門を出でず 悪事千里を行く
意味: 悪い噂はあっという間に広まる
五代晋の宰相・和凝に由来する
和凝は、若いころに作った艶歌が世間に広まり
後に宰相となってから、回収して焼却しようとした…
人は本能的に、危険や異変などの情報に敏感に反応する
現代の「炎上」や「情報拡散」をも思わせる、時代を超えた教訓
( 記念艦三笠/三笠公園/横須賀市 )
#故事 論語(子罕篇)
原文: 毋意 毋必 毋固 毋我
読み: 意なく 必なく 固なく 我なし
意味: 私心を持たない、決めつけない、固執しない、我を張らない
淝水の戦い
前秦の苻堅は周囲の猛反対を押し切り、100万の大軍を動員した
迎え撃つ東晋軍は、わずかその一割ほど
淝水を挟んで対峙するなか、東晋側は「川を渡らせてほしい」と申し入れる
苻堅軍が後退を始めたその瞬間…
「前秦軍が敗走した」という情報が駆け巡り軍勢はたちまち大混乱
中国史上屈指の大逆転劇となった
敵を侮ることなかれ…
( 孔子像/湯島聖堂/東京 )
#故事 聴松堂語鏡(六然訓)
自処超然 処人藹然 有事斬然
無事澄然 得意澹然 失意泰然
自身の事だけにとらわれず 人には和やかに
有事には英断を以って 事なきは澄んだ心で
得意な時ほど有頂天にならず
物事が上手くゆかないときも堂々と
明の崔後渠の教え。勝海舟も座右の銘とした
( 勝海舟像/吾妻橋/東京 )
( 六然訓/隷書/陳鵬龍書 )
#故事 史記(呂不韋列伝)
原文: 一字千金
読み: いちじせんきん
意味: 極めて価値が高い
呂不韋が呂氏春秋を編纂した故事による
『一字でも添削できた者にはこの千金を与えよう』
養老孟司氏の著書『バカの壁』でいう
「自分が知りたくないこと、興味がないことには耳を貸さない」
という人間の反応とは正反対の対応…
異論を恐れず、他者の検証を受け容れることは大切…
なかなか自分の思い込みや「壁」を破ることは難しい
( 薛濤井/望江楼公園/成都市 )
#故事 顧炎武(日知録)
原文: 天下興亡 匹夫有責
読み: 天下の興亡 匹夫に責有り
意味: 国の繁栄と衰退は、誰もが大きな責任を負っている
顧炎武は国が滅びるパターンを2つに区別
🟢王朝が倒れ、別の王朝に交代する
🟣道徳・倫理・文化・社会秩序そのものが崩壊する
武田信玄は
『人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり』 と…
結局、国を強くするのは「国民が安心して暮らせる社会」をつくること
( 甲斐 武田神社/甲府市 )
#故事 孟子(告子上)
原文: 性猶滞水也
読み: 性はなお湍水のごときなり
意味: 人は善にも悪にもなり得る
孟母三遷 (もうぼさんせん)
墓地の近くでは葬式ごっこ、市場の近くでは商売ごっこ…
そこで今度は学校の近くへ引っ越すと
孟子は学問や礼儀をまねるようになった
環境を選ぶことも大切…