2026/09/05
#140字小説

2026/09/05
#140字小説
#140字小説 あるところに三匹の子豚がいました。一番目の子豚は貴族に嫁いで庶民出ゆえに蔑まれ、二番目の子豚は大商人に嫁いで大勢の浮気相手に悩まされ、三番目の子豚は一人で小さなパン屋を営み始めました。いつか姉たちが子供を連れて狼から逃げて来ても、受け入れられる家を作ったのです。
#140字小説 ドラゴンは仲間内に『人間を飼っている』と話しているし、人間は仲間内に『ドラゴンを飼っている』と話している。ドラゴン仲間も人間仲間も「そうなのか」と納得して放っておいてくれる。異種族の共同生活は楽しい。最近加わった猫は、自分が人間とドラゴンを飼っているつもりの顔である。
※再掲です
2026/09/04
#140字小説
2026/09/03
#140字小説
#140字小説
ある日、家に怪物が住み着いた。ほぼ空っぽの家だし、まあいいか……と思ったが、怪物は空腹になると色々なものを要求する。山盛りのあたたかいからあげ、サラミが並んだLサイズのピザ。極めつけは、砂糖たっぷりのショートケーキ。ほら、あんたの分。怪物はコーラを私の前に置いた。
#140字小説 きっとそうなるとわかっていて致死毒のインクで手紙を書いた白ヤギと、そうであるとわかっていてお手紙を食べた黒ヤギ、文字が連ねていた内容はただの時候の挨拶と近況報告に過ぎなかったけれど、その手紙はそれはそれは強烈なラブレターだったのだと、その二人だけは知っていたのでした。
※再掲です