臼杵磨崖仏
大分県。
「豊後國は磨崖佛即ち自然の岩石に彫り出した佛像の多く存するを以て名高いが、この地に遺存する磨崖佛は数量に於ても、美術的價値に於てもその首位を占むるもので、敷十の石佛が溪谷の平地を圍める丘陵の懸崖に羅列遺存し、その主要石佛群は大日山と堂ヶ迫の山腹に遺存して居る。大日山十三佛群像 日吉神社に登る高い石階の中段から左手に折れて進むと、山腹に露出した二十有餘尺の凝灰岩の壁面に大日如來の巨像を中心として佛菩薩や天部の像が刻出されて居る。何れも破損甚しく頗る惨憺たる光景を呈して居る」(『日本案内記 九州篇』鉄道省、博文館、昭和13)。
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