死をおもうこれから秋がふくらむと宇宙がすこし近くなるから /袴田朱夏
#ShukaHakaTankaBot

死をおもうこれから秋がふくらむと宇宙がすこし近くなるから /袴田朱夏
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世界一素敵な邪魔だきみの手が朝までぼくの重心にのる /袴田朱夏
#ShukaHakaTankaBot
わたしにも不安があって羊水はわたしからさえあなたを守る /袴田朱夏
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かきむしる胸のアトピーあなたから息のすこしをもらいたかった /袴田朱夏
#ShukaHakaTankaBot
生れたての自重を知らぬ足に書く「ユリコベビー」の筆圧確か /袴田朱夏
(生れたて=あれたて)
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昼花見止むを得ずこの幹を芽を君の梢を 無闇な春日 /袴田朱夏
(ひるはなみやむをえずこのみきをめをきみのこずえをむやみなはるひ)
#回文
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書き順の全て逆さの吾子の書く数字の1が天を貫く /袴田朱夏
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雲泥の泥のほうですふわふわといなくなったりしません 好きです /袴田朱夏
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東京の寝息にあわせ終電は明日のための静かなる脈 /袴田朱夏
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七日目のリトルボクサー沐浴に握りこぶしをすこし緩める /袴田朱夏
#ShukaHakaTankaBot
新しい生活様式ままごとに「手はシュッシュッ」を加えおり子は /袴田朱夏
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晴れなくていいんだけどなもうきみと散歩できない冬の命日 /袴田朱夏
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まだ青い栗がぴかぴかぶらさがりあそび足りない子をおどろかす /袴田朱夏
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薔薇 小夜に蜜飲んで行き国に死に憎き遺伝の積荷よさらば /袴田朱夏
(ばらさよにみつのんでいきくににしににくきいでんのつみによさらば)
#回文
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予定なら退任だから課題などないだから歌壇にいたら泣いてよ /袴田朱夏
(よていならたいにんだからかだいなどないだからかだんにいたらないてよ)
#回文
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聞かせてよブルーシールの真ん中のルーシーきみの国のはなしを /袴田朱夏
#ShukaHakaTankaBot
ほどほどの善意をしまう ゆずっても座ってもらえなかった席で /袴田朱夏
#ShukaHakaTankaBot
氷山の一角ばかり ほんとうはぜんぶ湖底でつながっている /袴田朱夏
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アオザイの真白き衣が夕に凪ぐ君は正しき背筋のままで /袴田朱夏
(衣=きぬ)
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酔い方のだんだん下手になる父をわかろうとして注がれている /袴田朱夏
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